「ひとりになりたい」は自分勝手ではない!ママに必要な一人の時間
家事も仕事も子育て中心になる育児期間は、自由に自分の好きな行動をとることができず、心身ともに疲れ切ってしまうこともめずらしくありません。
そこで、子育てに疲れたときに知っておきたい、一人の時間を作る方法や子育てとの向き合い方について紹介します。
もくじ
子育て中のママが「ひとりになりたい」と思うのはなぜ?
子育て中の母親が心身ともに疲れて、一人になりたくなる原因や状況はたくさん挙げられます。
お腹がすいた、オムツが濡れている、眠い、寂しい、不安など、子どもはさまざまな理由で泣きます。
そのたびに子どもをあやしてお世話をしていると、家事がおろそかになってしまいます。
子どもが小さいうちは夜中でも授乳やおむつ替えをしなければならないので、睡眠は細切れにしかとることができません。
睡眠不足なのに家事がたまっていることに、限界や疲れを感じる母親は多いでしょう。
自分一人でしなくてはならないと、子育てを頑張りすぎてしまうケースもあります。
「ワンオペ育児」という言葉が最近よく聞かれるように、育児や家事を一人だけでこなさなければならない母親が多いのです。
小さい子どもを預けることに、罪悪感を持ってしまう母親もいます。
夫や周囲の人に育児の大変さを理解してもらえないこともあります。
夫は仕事で忙しく、母親が子育てにどれほど奮闘しているか気づいていないケースもあるでしょう。
実家が遠くて、親の援助を受けられないケースもあります。
こうした状況のほとんどは、子育ての大部分を母親が一人で担っているために生じています。
子育てを頑張るママがひとりになりたいと思ったときにすべきこと
心身の疲れをとるために、普段子育てを頑張っている母親がひとりになりたいと思うこともあるでしょう。
そんなときに覚えておきたい心構えやとりたい行動など、子育てから離れて一人になりたいときの対処法を紹介します。
子育てに対する考え方を見つめなおす
まず、子育て中に一人になりたいと思うのは自然なことです。
子どもを預けたり誰かに見てもらったりすることに、罪悪感を持つ必要がないことを理解しておきましょう。
多くの母親は、良い子育てをするために毎日頑張っています。
しかし、良い子育てをするためには頑張りすぎないことも大切です。
母親の負担が大きくなると、子どもにストレスの発散の矛先が向いてしまうことがあるからです。
子どもをむやみに叱ったり手を上げたりしてしまわないためにも、頑張りすぎないようにしましょう。
「子育ては自分一人でするもの」という認識を、「人の手も借りながらしてもいいもの」に変えていくのです。
子育てや家事、仕事などを一人ですべて完璧に行うことはできません。
完璧を目指そうとはせず、ときには肩の力を抜くことも子育てには必要です。
信頼できる人に相談する
自分一人で抱え込まず、周囲の信頼できる人に相談にのってもらいましょう。
夫や周囲の人へ相談するときは、感情的になって責めるような話し方を避けます。
冷静に、育児の状況と自分の状態をわかってもらうように話しましょう。
たとえば、夫に「どうしてこんなに辛いのに何もしてくれないの?」と言うと、夫は自分が責められていると感じて気分を害してしまうかもしれません。
その代わりに、「今、育児疲れで限界に近い状態なの」「きちんとお世話するためにも、休みの日にお世話を代わってくれるとうれしいな」などと伝えることができます。
子どもを預けることを検討する
母親が余裕をもった状態で子育てをするためには、心身の疲労の蓄積を避けることが大切です。
休息をとったりリフレッシュしたりするために、夫や親族、友人などに協力してもらいましょう。
とはいえ、夫の仕事が忙しく、夫が子育てのためになかなか時間を割けないこともあるでしょう。
近隣には頼れる親族や友人がおらず、身近なところで協力が得られない場合もあるかもしれません。
そのようなときは、ベビーシッターなどのサービスを利用し、子どもを預けてリフレッシュすることも選択肢の一つです。
誰に預ける?子育てに励むママの「ひとりになりたい」を実現する
子育て中の母親が一人になるための方法はいくつかあります。
夫やベビーシッターに預けるなど、具体的な方法と内容について説明します。
こうした方法をうまく活用して、子育て中の「ひとりになりたい」を実現させましょう。
夫に子供のお世話を任せる
夫が協力してくれそうなときは、思い切って頼ってみましょう。
「何か手伝って」といったあいまいな言葉ではなく、任せたい内容を具体的に伝えるようにします。
たとえば、「子どもをあやしてくれる?」「おむつ交換をしてくれない?」などと言えるでしょう。
最初は短い時間から始めて、夫が子どもを見る時間を徐々に伸ばしていくこともできます。
休日なら丸一日、夫に子どもの世話を任せてみることもできるでしょう。
夫に任せるときは、最低限必要なことを最初に伝えておき、それ以外は口を出さないようにするのがポイントです。
やり方が異なることもあるかもしれませんが、そのたびに口をはさんでいると夫はやる気を失ってしまいます。
夫婦双方の両親に預ける
両親が近くにいる場合は、時間があるときに子どもの世話を頼んでみることができます。
夫と妻のどちらかの親にだけ頼むのではなく、両方の両親が近くにいるならどちらにも依頼してみましょう。
両親に見てもらうときは、夫に任せるときと同じように最低限注意すべき点を最初に伝えます。
それ以外は、なるべく口出ししないようにして任せてしまいましょう。
夫の両親に頼む場合は特に、迷惑にならないかと気を遣ってしまうかもしれません。
しかし、気を遣いすぎるとリフレッシュができず、子育てにも影響してしまいます。
せっかく子どもを預けるのであれば、その間は外出してリフレッシュすることに努めましょう。
ベビーシッターに預ける
夫が仕事で忙しく、両親も遠方に住んでいるため預けられない場合や、両親に預ける際に気をつかってしまう場合はどうすれば良いでしょうか。
そんなときは、プロのベビーシッターに依頼することも選択肢の一つです。
ベビーシッターサービスのなかには、365日無休で24時間対応しているところもあります。
そのため、急に体調不良になったときでも頼める可能性があります。
ベビーシッターサービスは、保育園などの一時保育とは異なり、自宅で世話をしてもらうことが可能です。
インフルエンザや風邪、風疹などの流行時でも安心して頼めるのはメリットといえるでしょう。
ベビーシッターサービスを利用するときの注意点
ベビーシッターサービスを利用するときには、信頼できるところを選びましょう。
料金の安さだけに注目するのではなく、事業者名や連絡先、子どもを預かるうえでの方針などをしっかり確認します。
万一の事故に備えて、保育保険に加入しているベビーシッターサービスを利用することも大切です。
サービスを選び、子どもを預けたあとにも気をつけたいことがあります。
子どもを引き取る際には、必ずベビーシッターから当日の様子について報告を受けましょう。
何をして遊んだかなど、子どもの状態をきちんと把握しておくなら安心です。
サポートで叶えよう!子育て中のママの「一人になりたい」気持ち
育児疲れがたまっていて、1日15分でいいから休みたい、何もせず一人になる時間がほしいと思うのは、一人で子育てをする母親にとって自然なことです。
子どもを預けてリフレッシュすることは、結果として子育てへのメリットが大きいことを理解しておきましょう。
子どもを預けることに罪悪感を持つ必要はなく、堂々と周囲への協力を仰ぐことが大切です。
夫が多忙であったり、両親が遠方に住んでいたりして協力が得られない場合には、信頼できるベビーシッターの利用も視野に入れることがおすすめです。
ベビーシッターサービスをうまく活用して、子育て中も一人の時間を作ってリフレッシュしましょう。