食育の疑問、食育って何?!
食育とは?
食育とは、食や食文化を通して健康な心と身体をつくるための教育です。
知育、徳育、体育の基礎となるものであり、様々な経験を通じて食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実現することができるようになることが大切になります。子どもの頃からの食育は、とても大切なものになってきます。嗜好やマナーなどは、もちろんのこと「食に対してどのくらい興味をもつことができるようになるのか」「規則正しい食生活を身につけることができるのか」などということだけではなく、「食事を楽しい時間に思えるか」ということが子どもにとっては1番大切なことではないでしょうか。
では、家庭でなにをすれば良いのでしょうか。家庭での食育についてご紹介していきます。
【食育は特別なことではなく、継続的な習慣づけが重要】
食事は、1日3食毎日摂取するものです。特別なことをせずに継続的に毎日続けて行えることが大切です。保護者が食育に関心を持ち、積極的に行うことはとても大切で素晴らしいことです。
しかし、食育にこだわりすぎのあまり「この食品は添加物が多いから避ける」「全て手作りにする」「オーガニックのものしか食べない」などと制限してしまったらどうなるでしょう。食事を選び、作る労力もかなりかかります。なによりも子どもが食事に対して窮屈や苦痛に感じてしまいます。これから先、保育園や幼稚園、小学校で様々な食事が出ます。全て無添加やオーガニックというわけにはいかないのでそこまで食育を徹底的に行うよりも
「毎日1日3食ご飯を食べること」「ご飯のときは家族で話しながらご飯を食べる」などできることから行うことが大切です。家庭で決めたことを毎日習慣づけて行うことが、食育の定着に繋がります。
【子供と一緒に料理する】
子どもができそうな料理なら積極的になんでもやらせてあげましょう。今は、子ども用の包丁もあります。切りやすい豆腐やゆで卵などを切らせてあげるのも良いですね。また野菜を洗ったり、ちぎったり、混ぜたりなどは危険性がないので小さな子どもでもできます。
お母さんと一緒に台所に立つことでお母さんと一緒に料理の楽しさを学ぶことができ、自分もお母さんを手伝えるという達成感が生まれるかもしれません。また、自分が作った料理は、自慢したくなり、残すわけにはいかないですよね。たくさん食べることができて好き嫌い軽減にも繋がるかもしれません。
【お手伝いをさせる】
料理だけに限らず、食事の用意や片付けなどを手伝うことも大切です。大変さを知ることで食事の大切さや有り難みを実感できるのではないでしょうか。他にも食事の用意をする際には、用意の大変さを知る意外に「ご飯は左、汁物は右」などの知識を知ることもできます。買い出しも大切な食育です。日本には、四季があるので四季に合わせて旬の野菜や魚などが変わってきます。それを目で見て知ることも食育に携わっていることになりますね。
【規則正しく食べる習慣づけをする】
最近は、毎日朝食を食べる子どもが減ってきており、知能面や精神面、体力面などに様々な悪影響が出ています。朝食は、1日のエネルギー源で最も大切な食事といっても過言ではありません。1日3食しっかり食べることで生活リズムも整うのできちんと毎日、1日3食ご飯を食べるようにしましょう。
子どもの頃から朝食を食べる習慣が身についていれば、大人になってからも朝食を食べる習慣になりますので子どもの頃からの習慣は大切です。
みんなで食卓を囲む(家族みんなで会話をしながら食べる、お友達と一緒に食べるなど)楽しく食べるからこそ、心身ともに食べたものを生かすことができるのです。これがいちばん大切なことではないでしょうか。
好き嫌いを言って食べないことは、もちろんあると思います。子どもなのでそれは、仕方ないことです。きっと私たちが子どものときもそうだったのでしょう。
しかし、子どもも必ず成長します。いつかは、食べられるようになるのです。好き嫌いに対して過敏に反応し、無理矢理食べさせたくなる親御さんの気持ちも分かりますが、今できることは食べさせることではありません。子どもと楽しく話しながら食事をすることなのです。
子どもの心身の健やかな成長のために習慣づけて行えることを1つでも見つられるといいですね!子どもが食に興味を持つこと、食事を楽しいと思えることが、食育への第一歩になるでしょう!
できることから少しずつ、
食育を意識してみてはどうでしょうか!?